Salesforce 個人取引先を有効化しよう

個人取引先の有効化

Salesforceには取引先オブジェクトが存在します。
これは文字通り、取引先のお客様情報を格納できるオブジェクトです。

主にこのオブジェクトでは、お客様の名前、住所、電話番号といった情報を入力していきます。

しかし企業にはBtoBの企業もあれば、BtoCの企業も存在します。
おそらく、法人のお客様と個人のお客様では格納したい情報が違ってきますよね?
そんな時に便利な機能が、取引先オブジェクトに「法人取引先」「個人取引先」のレコードタイプを作成することです。

法人のお客様には「法人取引先」に、個人のお客様には「個人取引先」のレコードタイプにデータを格納することでより効率的なSalesforceの活用ができます。


個人取引先有効化の手順(サポート問合せ前)

早速個人取引先を使いたいのですが、使用するためにはSalesforceのサポートに依頼をかける必要があります。

サポートに依頼をすれば「個人取引先」のレコードタイプを作成してくれるのですが、依頼する前にこちら側で準備する必要があります。

1,[設定]にある[取引先設定]の[カスタマーサポートによる個人取引先の有効化を許可]にチェックを入れます。 f:id:salesforce-tec:20220306121622p:plain

2,取引先オブジェクトの中に最低でも一つレコードタイプを作成しておきます。(すでにある場合はそのままで問題ありません。ない場合は「法人取引先」などで作成しておくと区別がつきやすいかもしれません。) f:id:salesforce-tec:20220306121729p:plain

3,[設定]にある[共有設定]から取引先責任者のデフォルトアクセス権を「親レコードに参照」にします。 f:id:salesforce-tec:20220306121302p:plain

4,それぞれのプロファイルにおいて、取引先と取引先責任者オブジェクトに少なくとも「参照」の権限を持っていることを確認します。

上記の設定が確認出来たらサポートに問い合わせをしましょう。


個人取引先有効化の手順(サポートへ問合せ)

事前の設定が終わったら、Salesforceのサポートへ問合せをします。
サポートへの問い合わせは、Salesforce画面の「?」マーク(salesforceヘルプ)をクリックし、「サポートを利用」を選択します。 f:id:salesforce-tec:20220306123834p:plain

その後別ページ(Salesforce Help | Home)へ遷移します。
そこから[サポートにお問い合わせ]>[お問い合わせを作成]にて、個人取引先有効化の依頼をかけましょう。 f:id:salesforce-tec:20220306124332p:plain

お問い合わせを送信すると、Salesforce側で対応していただき、個人取引先追加の完了連絡がくるのでそれまで待ちましょう。
連絡が届いたら、対象組織のオブジェクトに「個人取引先」オブジェクトが追加されていることを確認してください。

最後に

問合せをかければ、早ければその日、もしくは翌日には追加していただいてる印象です。
企業によってはメインの顧客が個人のお客様の場合も多くあります。
個人取引先を利用して、Salesforceを有効に活用しましょう。